私は国家公務員

国家公務員と聞いてどのようなイメージをお持ちになるでしょうか。
国の権威であり、安定しており、定時帰りが常、みたいなイメージをお持ちになる方も多いのではないでしょうか。

国家公務員にも様々です。
霞が関で働く国家公務員もいれば、出先機関で働く国家公務員もいます。

国会議員や自衛官、検察官なども勿論国家公務員です。
ただ、上記の国家公務員に関しては、通常の公務員試験を想定していないため、ここで言及するのは大卒程度の国家公務員とさせていただきます。


私はまだ社会にでて4年目の若輩者ではございますが、職歴を紹介します。
2017年 大学卒業し、厚生労働省本省に入省。
2019年 厚生労働省より都内の独立行政法人へ出向。
2021年 某県の労働基準監督署にて勤務(予定)

そもそも公務員を目指した理由たいしたものではございませんでした。
民間企業の平均倒産寿命は30年を切っており、終身雇用が壊れると言われている昨今、「安定・安心」という側面だけを見て、公務員を目指したわけです。
今思えば、公務員という職が本当に「安定・安心」であるかどうかといわれたら疑わしいところですが。

将来を見通す先見の明がなかった私は、取り敢えず地方・国に関わらず筆記試験に受かることはできましたが、案の定面接はぼろぼろであり、殆ど面接で落ちるという散々な結果となりました。

なんとか官庁訪問を突破できたのが、よくニュースや新聞で取り上げられる厚生労働省本省でした。
国が旗を掲げて「働き方改革」と言っているのであるから、その一線をゆく厚生労働省であるならば、きっとワークライフバランスもしっかりしてるに違いない。。


甘かった。


厚生労働省とは名ばかりで、そこは不夜城であり、ワークライフバランスなんてものはあってないようなものでした。
毎日のように厚生労働省関連の話が報道されることから、いかに激務かということは言わずもがなでしょう。

タクシー帰りは勿論、徹夜での勤務などもあり、精神的に不調をきたす者もざらに居ました。
そのうちの1人が私自身でもあります。

自分自身、厚労省の中でも比較的楽な部署に配置されました。毎日20時頃迄には退庁でき、休日も取得できたのですから。
それでも国が推進している「働き方改革」とは真逆を行くこの環境に、矛盾を感じずにはいられず、とうとう私は適応障害と診断されました。
家庭の事情もありましたが、厚生労働省における国家公務員の働き方に耐えることができなかったのです。

そして、上司の配慮もあり、都内の独立行政法人に出向という形となり、今に至ります。
(出向ということになり、待遇等は変わりませんが、一時的に国家公務員の身分は失われます。)

 

試験の勉強方法や業務内容については、また後ほど。